「リビングのすぐ横にトイレあったら後悔するかな?」
「音やにおいが気にならないか心配…」
そんな不安を抱えていませんか?
家づくりは一生に何度もない大きな決断です。完成後は簡単に変更できないだけに、「失敗したくない」という気持ちはよく分かります。
トイレがリビングに直結している間取りは、プライバシーに関する悩みがつきものです。
しかし、適切な間取り設計や工夫次第で、デメリットを上手に解消し、リビングトイレが持つ便利さを活かすことができます。
この記事では、リビング横にトイレがある家で10年以上暮らした筆者が、経験に基づき下記の内容を詳しく解説します。
- リビング横トイレの後悔ポイントとメリット
- 失敗しない間取りのコツ
- デメリットを和らげる効果的な対策
- 風水でリビングトイレの運気を高める方法
- おすすめできるケースと後悔しやすいケース
リビングトイレの設置を検討している方にとって、判断の助けとなるヒントが満載です。
ぜひ記事の情報を参考にして、家族全員が快適に暮らせる住まいづくりにお役立てください。
リビングトイレのデメリット!よくある5つの後悔
リビング近くのトイレ設置は、便利さがある一方で、いくつかのデメリットも伴います。
リビングトイレでよくある後悔は下記の5つです。
- 音が気になる
- においが気になる
- トイレの中がリビングから見える
- 来客時に気を遣う
- こまめに掃除をする必要がある
一つずつ順番に説明します。
1.音が気になる
リビングトイレの最大のデメリットは、音がリビングに伝わりやすいことです。
ペーパーを巻き取る音や水を流す音、ドアの開閉音など、トイレで発生する音がリビングでくつろいでいる人に聞こえがちです。
場合によっては、排泄時の音が伝わってしまうことも。
トイレ内で発生する音が筒抜けになるのは、家族であっても恥ずかしいと感じるかもしれません。
2.においが気になる
トイレ特有のにおいがリビングまで届きやすいのも、リビングトイレの悩みの一つです。
特に食事中や来客中にトイレのにおいが漂ってくると、空間全体が不快に感じられることもあります。
においの発生は注意して避けられるものではないため、プライバシーや快適さの面で大きなストレスになるでしょう。
3.トイレの中がリビングから見える
トイレの扉がリビングにあるため、開けた瞬間にリビングから中が見えてしまいます。
リビングでリラックスしているときや食事中に、意図せずトイレの中が見えるのは、気分が良いとは言えないでしょう。
トイレの扉をリビングに直結させる場合、家具の配置に気を遣う必要があります。
4.来客時に気を遣う
来客がある際、リビング横のトイレは特に気を遣うポイントです。
前述の通り、音やにおい、中が見えてしまうといった問題から、プライバシーが確保しづらく、来客をストレスに感じるかもしれません。
ゲストの立場でも、居心地が悪く感じる場合があります。
お互いに気まずい思いをするため、来客を控えたり長居を避ける原因となるかもしれません。
5.こまめに掃除をする必要がある
トイレ掃除は一般的なトイレでも欠かせませんが、リビングトイレでは、リビングの一部として特に清潔さを保つ必要があります。
においの発生を抑えるために日々の掃除の手間が増えるかもしれません。
一方で、こまめに掃除する習慣が身につき、常に美しいトイレ空間を維持できるメリットもあります。
リビングトイレにして良かったこと5選
ここまでリビングトイレの後悔ポイントについて解説しましたが、リビングに近いことでメリットも多くあります。
実際にリビングトイレで良かったと感じた点は、下記の5つです。
- トイレトレーニングがしやすい
- 子どもが怖がらずにトイレに行く
- リビングとの温度差が少ない
- 使用中かすぐに分かる
- 老後の負担が少ない
一つずつ詳しく解説します。
1.トイレトレーニングがしやすい
小さなお子さんがいる家庭では、リビングトイレがトイレトレーニングの強い味方になります。
生活の中心であるリビングにトイレがあることで、子どもがトイレに行きやすくなり、トレーニングがスムーズに進むでしょう。
子どもが急に「トイレに行きたい!」と言ったときも、すぐにトイレへ移動でき、失敗するリスクが減らせます。
トイレトレーニングでは、親も子もなるべくストレスを少なく進めたいもの。
スムーズにトイレトレーニングを進められるのは、大きなメリットと言えます。
2.子どもが怖がらずにトイレに行く
トイレに一人で行くことを怖がる子どもにとって、家族が近くにいる安心感は重要です。
リビングトイレは家族が近くにいる安心感があるため、一人で行く恐怖を和らげてくれます。
親のトイレに付き添う頻度が減り、「一人で行けた!」という子どもの自信にもつながります。
トイレトレーニングを終えた後も、子どもの成長を見守る上で役立つ配置といえるでしょう。
3.リビングとの温度差が少ない
トイレがリビングと続いた空間にあるため、温度差がほとんどなく快適です。
一般的な廊下を通るトイレでは、真夏は汗をかき、冬は寒さが苦痛な日もありますが、リビングトイレではそのようなことがありません。
リビングが快適な温度であればトイレ内の気温も自然と安定し、季節を問わず心地よく利用できます。
4.使用中かすぐに分かる
リビング横にトイレがあると、使用中かどうか一目でわかるため、空いているか確認しにトイレまで向かう無駄な動きが減ります。
特に朝の忙しい時間帯や家族が多い家庭では、トイレの使用状況がわかるとスムーズに家事や準備を進められるでしょう。
「わざわざトイレまで確認しに行ったら使用中だった」という小さなストレスがなくなり、日常生活がスムーズになります。
5.老後の負担が少ない
年齢を重ねると、リビングトイレの使いやすさをさらに実感できます。
年を取ると日常の小さな動きも負担になりがちですが、リビングトイレなら移動が最小限で済みます。
トイレで体調に異変を感じたときやサポートが必要なときも、家族に声が届きやすく、すぐに対応してもらえるため安心です。
リビングトイレの間取りで失敗しないための3つのポイント
リビングトイレを設置する際には、音やにおい、視線といった問題を考慮した間取りが重要です。
リビングトイレのよくある後悔を踏まえ、間取りで注意すべき3つのポイントを紹介します。
- ダイニングから離れた場所に設置する
- テレビ横に設置しない
- ソファの近くは避ける
一つずつ詳しく解説します。
1.ダイニングから離れた場所に設置する
トイレは音やにおいがダイニングスペースに届かないように、離れた場所に設置するのが理想的です。
適切な距離を確保することで、食事中も不快感なく楽しめます。
もしダイニングからトイレの扉が見える場合は、扉を開けた時に便器が視界に入らないよう家具の配置を工夫すると良いでしょう。
距離と視覚的な問題に配慮することで、より快適に過ごせます。
2.テレビ横に設置しない
テレビ付近にトイレがあると、出入りする度に視線を集めてしまいがちです。
ドラマや映画の途中に気が散りますし、トイレを使用する人も落ち着かないでしょう。
リビングトイレは、テレビを見ている人の視界に入りにくい場所に設置することで、リビングの快適さを保つことができます。
3.ソファの近くは避ける
ソファ周辺にトイレがあると、使用時の音やにおいがソファでくつろいでいる人に伝わりやすくなります。
ソファは家族やゲストが集まる中心的なエリアのため、せっかくのスペースが台無しにならないよう、あらかじめソファの配置を考えたうえで、リビングトイレの位置を検討しましょう。
リビングトイレで後悔しないための6つの対策
リビングトイレを設置するなら、事前の対策で後悔を未然に防ぎたいものです。
下記の6つのポイントを押さえることで、快適に過ごせるリビングトイレを実現しましょう。
- 防音ドアにする
- 静かで消臭機能付きのトイレを選ぶ
- 消臭機能のある壁材を使用する
- 扉を二重にする
- 目隠し用の壁を設置する
- 別の階に2つ目のトイレを設置する
一つずつ詳しく解説します。
1.防音ドアにする
音を遮る特殊加工が施された防音ドアを設置することで、音の伝わりを大幅に軽減することができます。
どんなに注意しても、ペーパーを巻き取る音や水を流す音を完全になくすのは難しいもの。
リビングとの境界である扉には防音効果の高いものを選び、音漏れを予防しましょう。
2.静かで消臭機能付きのトイレを選ぶ
トイレ本体は、流水音が静かなものや、高い消臭機能を搭載したモデルを選ぶと良いでしょう。
リビングトイレを採用する際は、不快感を引き起こす音やにおいを軽減することで、快適さが格段に向上します。
高品質なモデルは、そうでないモデルと比べて価格が高めなことが多いですが、不快な状況を防ぐために、設置時に投資することは賢い選択と言えるでしょう。
3.消臭機能のある壁材を使用する
壁材にこだわることで、トイレのにおいを抑える効果が期待できます。
たとえば、漆喰やエコカラットはにおいを吸着する効果があるとして知られています。
これらの壁紙はデザイン性も高いため、トイレ空間をワンランク上の洗練された雰囲気に演出してくれるでしょう。
リビングに近いトイレだからこそ、機能性とデザイン性を兼ね備えた壁材を使用して、清潔感のある空間に仕上げると、心地よく過ごせます。
4.扉を二重にする
リビングとトイレの間に二枚の扉を設けると、リビングトイレのデメリットを大幅に改善することができます。
扉が二重になることで音やにおいがダイレクトに伝わるのを防ぎ、リビングからトイレ内が見える問題も解消できます。
扉がもう一枚ある安心感で、心理的にも落ち着いてトイレを使用できるでしょう。
5.目隠し用の壁を設置する
トイレとリビングの間に目隠し用の壁を設置することで、プライバシーを保護することができます。
直接的な視線が遮られるため、人がリビングにいる状況でもトイレを利用しやすくなりますし、不意にトイレ内部が見えるアクシデントも防げて安心です。
壁をクローゼットとして活用すれば、リビング収納としても実用的です。
前述の通り、トイレがテレビ横やダイニングから見える間取りでは、視線への配慮が特に必要です。
目隠し用の壁を設置することで、家族や来客が不快な思いをせず、快適に過ごせるリビング空間を作ることができます。
6.別の階に二つ目のトイレを設置する
別フロアにもう一つトイレを設置できれば、リビングトイレのメリットを享受しながら、デメリットを効果的に補えます。
たとえば、リビングトイレは混雑時や幼い子どもの利用に限定し、普段は別のトイレをメインで使うといった具合です。
来客時は別のフロアのトイレを案内することで、お互いに気兼ねなく過ごせます。
予算と間取りに余裕があれば、2つ目のトイレを検討すると良いでしょう。
リビングトイレ導入後にできる効果的な対処法
リビングトイレを設置した後も、リビングトイレのデメリットを和らげる対策があります。
音、におい、視線の3つの観点から、具体的な方法を紹介します。
効果的な音対策4選
リビングトイレにおける音の問題を解決するには、下記の4つの対策が効果的です。
- 音楽を流しておく
- 音が出にくいペーパーホルダーに交換する
- 吸音材や遮音シートを追加する
- 音姫を設置する
一つずつ順番に解説します。
1.音楽を流しておく
最も手軽な音対策は、リビングで音楽を流したり、テレビをつけたりする方法です。
音楽やテレビの音がBGMとなり、トイレ使用時の音を自然にカバーしてくれます。
来客時には、テレビやYouTubeをあえてつけっぱなしにして、程よく音のある環境を保つと良いでしょう。
静かすぎる環境を避けることで、トイレを利用しやすい雰囲気になります。
2.音が出にくいペーパーホルダーに交換する
トイレットペーパーを使用する際、「カラカラ」という音を抑えたい場合は、静音設計のペーパーホルダーに変更すると効果的です。
一般的なペーパーホルダーは、芯が動くことで音が発生しがちですが、芯を固定するタイプの静音ホルダーなら、芯の動きが抑えられるため静かに使用できます。
リビングに音が響きにくくなるため、より快適な空間を保てるでしょう。
3.吸音材や遮音シートを貼る
トイレの防音性を高めるには、トイレの扉や壁に吸音材や遮音シートを貼るのが効果的です。
吸音材は音を吸収し、遮音シートは音を反射する性質があるため、遮音シートの上に吸音材を重ねて貼ることで、リビングへの音漏れを抑えることが可能です。
吸音材と遮音シートはホームセンターやネットショップで購入でき、DIYで設置できます。
防音対策を施し、トイレ空間のプライバシーを向上させましょう。
4.音姫を設置する
駅やショッピングモールでおなじみの「音姫」を自宅のトイレに導入するのも一つの方法です。
流水音や自然音を再生して他の音を効率的にかき消してくれるため、トイレ使用中の音を気にする必要がなくなります。
電池式で壁に取り付けられるものが多く、自分で手軽に設置が可能です。
一般的な防音対策は、トイレを利用している本人には効果が実感されにくい場合がありますが、音姫のような装置は、実用性に加え心理的な安心感を与えてくれるでしょう。
効果的なにおい対策5選
トイレ特有のにおいの広がりを防ぐためには、下記の5つの対策が効果的です。
- 消臭剤や消臭スプレーを常備
- 隙間テープを貼る
- 常に換気をする
- こまめな掃除を心がける
- マッチを使用して消臭する
一つずつ詳しく解説します。
1.消臭剤や消臭スプレーを常備
トイレには消臭能力の高い消臭剤や消臭スプレーを常備し、不快なにおいにすぐに対応できるようにしましょう。
強い香りでにおいをごまかすとリビングにまで香りが流れる可能性があるため、消臭効果に優れた製品を選ぶことが大切です。
人工的な香りが苦手な場合は、アロマオイルを使用した自然な香りの消臭剤や、悪臭成分を無臭化するタイプの製品が適しています。
誰でも使いやすい場所に置いておけば、においが広がる前に素早く対処できます。
2. 隙間テープを貼る
トイレの扉に隙間がある場合、隙間テープを貼ってにおい漏れを防ぎましょう。
においだけでなく音漏れ対策としても効果を発揮します。
隙間テープはホームセンターや100円ショップなどで手軽に購入でき、取り付けも簡単です。
ちょっとした工夫でトイレのプライバシーを向上させ、リビングを快適で過ごしやすい空間にすることができます。
3. 常に換気をする
トイレのにおいをリビングに広げないためには、しっかりと換気することが大切です。
換気が不十分だと、においがトイレ内にこもりやすく、リビングに広がるリスクがあります。
24時間換気システムや換気扇を活用すれば、リビングからトイレへと適切な方向に空気を入れ替えることが可能です。
常にトイレ内の空気を新鮮に保ち、リビングへのにおいの拡散を防ぎましょう。
4.こまめな掃除を心がける
リビングに近いトイレは、常に清潔を保つための掃除が欠かせません。
汚れが蓄積するとにおいの原因となるため、隣接したリビングの環境が損なわれる可能性があります。
トイレに流せる掃除グッズやスプレーするだけで汚れを落とす洗剤など、日常に取り入れやすい便利なアイテムを活用すると良いでしょう。
こまめなトイレ掃除が、リビングの快適な環境づくりにつながります。
5.マッチを使って消臭する
トイレ使用後にマッチを擦るだけで、気になるにおいを素早く消すことができます。
悪臭の原因である硫化水素が、マッチに含まれるリンと反応して分解されるためです。
さらに、マッチの火を利用して御香をたくと、不快なにおいを消しながら自然な香りを楽しめます。
小さなお子さんがいる家庭では、マッチは手の届かない場所に保管し、安全に配慮しながら消臭を行いましょう。
視界に入らないようにする3つの方法
リビングからトイレが見えてしまう間取りでは、視線を遮る工夫が必要です。
プライバシーを守りつつ快適な空間を作るために、下記の3つの方法から取り入れやすいものを試してみましょう。
- パーテーションを置く
- カーテンで仕切る
- ダイニングテーブルやソファの位置を変える
一つずつ解説します。
1.パーテーションを置く
リビングとトイレの間にパーテーションを設置すれば、視界を遮ることができます。
来客時だけ仕切るなど、状況に応じて配置を変えたい場合は移動式のパーテーションを、長期的に空間を仕切りたい場合は固定式のパーテーションを選ぶと良いでしょう。
トイレの扉が直接見えなくなることでリビングの快適さが増し、トイレも利用しやすくなります。
2.カーテンで仕切る
カーテンで空間を仕切ることで、トイレの扉をさりげなく目隠しできます。
突っ張り棒を設置するか、可能であれば天井にカーテンレールを取り付けると、開閉による空間の切り替えができて便利です。
デザインが豊富なため、インテリアに合わせた素材やカラーを選べば、圧迫感を抑えながら視線を遮ることができます。
3.ダイニングテーブルやソファの位置を変える
家具の配置を変えることで、トイレを視界に入りにくくできます。
ダイニングテーブルやソファの位置を移動したり、高さのある家具を間仕切りにすると良いでしょう。
動線を考慮しながらレイアウトを工夫すれば、リビングの使いやすさを向上させつつ、トイレを視界から外せます。
リビングトイレの風水について
風水では、トイレは陰の気が溜まる「不浄」の場所とされ、トイレの近くにあるリビングは悪い影響を受けやすいと考えられます。
しかし、リビングトイレであっても、適切な対策を取ることでエネルギーを整え、影響を最小限に抑えることが可能です。
運気を高めるためには、次の3つの方法を実践してみましょう。
- リビングからトイレの扉が見えないようにする
- トイレは掃除と十分な換気を徹底する
- 観葉植物や炭を置く
リビングからトイレの扉が見える状態は風水的にも良くないため、適切に目隠しをすることが大切です。
不浄なエネルギーは、掃除と換気によって浄化されると言われています。意識的に行いトイレを清潔に保ちましょう。
浄化作用がある観葉植物や炭を置いて、エネルギーバランスを整えるのも効果的です。
こうした対策を取り入れることで、リビングのエネルギーを良好な状態に保つことができます。
リビングトイレをおすすめできるケースと後悔しやすいケース
リビング横にトイレがあると便利で使いやすい一方で、音やにおいなどプライバシーの問題が気になることがあります。
メリットとデメリットを踏まえ、リビングトイレが適しているケースと、後悔しやすいケースについて整理してみました。
リビングトイレをおすすめできるケース
リビング横にトイレがあるメリットを活かせるのは、下記のケースです。
- 小さな子どもがいる家庭
- 高齢者がいる家庭や老後も住む予定の場合
- 来客が少ない家庭
- トイレを二つ設置する場合
家族間でプライバシーへの配慮がさほど重要視されない場合、リビングトイレは便利です。
トイレトレーニングや高齢者が利用する際に使い勝手が良く、サポートしやすいため安心感があります。
あまり人を招くことがない家庭では、プライバシー面が問題になることは少ないかもしれません。
また、リビング以外の場所にもトイレを設置する予定があれば、デメリットを補いながら利便性を最大限に活用できるでしょう。
リビングトイレで後悔しやすいケース
リビングトイレを設置して後悔しやすいのは下記のケースです。
- プライバシーを重視したい人
- 来客が多い家庭
- 失敗しやすい間取りが避けられない場合
- 防音・消臭対策が十分に取れない場合
音やにおいが気になりやすいリビングトイレは、家族間のプライバシーを確保したい人は避けた方が無難です。
特に来客が頻繁にある家庭では、気を遣う場面が増え、ストレスを感じる可能性があります。
ダイニングやソファのすぐそばにトイレがある間取りや、トイレの扉がリビングから直接見えるレイアウトにするしかない場合、リビングの快適さが損なわれ、トイレも利用し辛くなるかもしれません。
間取りや防音・消臭の対策が満足に取れないと、リビングトイレのメリットよりもデメリットを大きく感じる可能性があるため、導入は慎重に検討するとよいでしょう。
まとめ|リビング横トイレのメリット・デメリットを知って、後悔しない間取り計画を!
リビングトイレには、生活の利便性や快適性を向上させる一方で、音やにおい、プライバシー面におけるデメリットもあるため、慎重な検討が必要です。
小さな子どもや高齢者がいる家庭では便利ですが、来客が多い家庭やプライバシーを重視する場合は、不便に感じることもあるでしょう。
設置する際は、間取りの工夫や防音・消臭対策をしっかりと行い、リビングトイレのデメリットを感じさせない家づくりを目指しましょう。
リビングトイレの導入は、家族の生活スタイルや将来のライフプランをよく考えたうえで判断することが重要です。
家族にとって最適な住まいをつくるために、後悔しない選択をしましょう。